30歳過ぎから工学 vol.2

http://d.hatena.ne.jp/j130s/ から移行しました.オープンソースロボットソフトウェア技術者兼主夫. 高校・大学学部文系-->何となくソフトウェア開発業-->退職・渡米,テキサス州でシステムズ工学修士取得,しかし実装の方が楽しいと気付き縁があったロボティクス業界で再就職.現在 Texas 州内の産業用オートメーションのスタートアップに Georgia 州から遠隔勤務.

履修科目決定 2008秋

4科目16単位履修します. 授業準備と宿題, 課外活動, 幾ばくかの余暇や睡眠をすべて合計すると殆ど時間が余らない. とにかく言葉が不自由. 1年で卒業したかったのですが日本の大学の取得単位の移転が思いのほか少量になってしまいそうなので, 複数年学部生をすることになりそうです. しかし正直それで良かったかも知れないと思える. そのくらい大きな言葉の壁を感じています. だからしばらくは必要以上に時間が要るのも仕方ないと, 諦めることにします. 元々慣れるのに時間がかかる性格なのを考慮しての渡航計画でもあるので, 所謂想定内. 以下詳細.



履修単位の内訳(略語注. CSE: コンピュータ科学 & エンジニアリング)
Pre-Professional Courses

  • Math: Calculus I x 4 (単位)
  • CSE: Introduction to Engineering x 1
  • CSE: Intermediate Programming x 3

Professional Courses

  • Science: General Chemistry I(Math/Science Elective, 聴講)

General Education Courses

  • Modern Language: Russian Level I, II x 8

次の図は pickaprof 上のカレンダーに配置したものです*1.

ちなみに外国語履修の必要は無く, ロシア語は興味で取っているので, 卒業単位は 16単位から露語の 8単位をを除いた 計8単位 しかありません. 2週間前は 23 単位(卒業単位は 11)取る予定でいたのですが, 時間の余裕がないのと, まだ言葉に慣れないので, 減らしました. それでも エンジニアリング 学部のアドバイザーは, 初めて来た学生は 15単位程度を勧められるようなので, 丁度良いくらいと思います.
とは言え, 一刻も早く卒業したいので, 16 まで減らすことは悩みました. 業務の経験と比べるると, 学部での授業は極めて基礎的*2で, あまりに業務からかけ離れている為, 仕事勘を失ってしまうのは非常に怖い. したがって航空宇宙工学科のプロジェクトに参加して, なんとか少しでも勘を繋ごうと思います.
一週間 24/7 の内, 何にどれくらい時間がかかっているのか常々気になっていたので詳細に見積もったところ, 次のようになりました.
授業, 研究: 68時間 (41%)
趣味, 余暇: 18.5時間 (11%)
生活: 70時間 (42%)
予備: 11.5時間 (7%)
"生活" は寝食, メイル等生きていくのに必須時間を含みます. 勉強時間, 多いですね...充分な時間を確保したつもりなので実際はこれより減るでしょう. しかし一か月を 4週間をすると 280時間/月 も勉強してることになります. 働いていた頃の勤務報告を見返してもこの量に相当する月は数回しかなく, その月は死んでた気がします. しかしもし当初の予定通り 23単位履修した場合は総計が 110% を超える. 無理ですね.
更に授業, 研究の内訳は
授業出席27%
復習31%
予習13%
宿題15%
授業外活動(主にプロジェクト) 14%
授業外活動が重過ぎるように見えます. 航空宇宙のプロジェクトは卒業単位に加えられないし, 参加しなければ空いた時間で授業を取れるので, 早く卒業するという意図には反しています. しかし, 学期中殆どノープレイで, その上言葉が分からず気苦労が多いため, 自分が少しでも得意と思える活動をすることが今の私には精神衛生上必要. その分量は Google 社の有名な "20%ルール" より少ない 15% 程度にしました. 20 だと多過ぎ, 10以下だと少な過ぎて何も成果を出せない場合があるため.
予復習は授業が聴き取れないことを補うために必須です. 言葉については日を改めますが, とりわけ高卒ルーキーをはじめ若年層の英語が解らない. そして授業中の彼らの発言が解らないとそれに対する先生の反応も解らないという悪のスパイラル. ふうぅぅ

*1:pickaprof とは米国の大学の授業情報を学生が交換できるサービスで, 過去の授業での学生への A~D 評定の配分を教員ごとに閲覧できます. この評定値は正式に大学が提供したものなのか, 学生の申告なのか, 調べてないのですが, 信頼できるものとされています.

*2:特に今学期履修するのは学部1, 2年生が取る授業が多いことも関係していますが, コンピュータ関連の科目説明を眺める限り学部3, 4年生の授業にしてもやはり基礎. 入社後の研修や自習で習う内容もありますが, いづれにせよ応用の訓練は自分でする必要がある.