プロ野球埼玉西武ライオンズが日本一 + アジア一!!! 裏金問題, 27年ぶりの Bクラス悪いことずくめだった翌年の優勝, 関係者全員さぞかし嬉しいだろうなあー. 当然ファンも嬉しいです!
今年は監督・コーチがとても話題になりましたね. "ミスを咎めない" "選手のプライドを立てる" "コーチ自ら朝一番でグラウンドに立つ" "サヨナラ勝ちして嬉しさの余りコーチが肉離れ" etc...渡辺久信監督と言えばバブル景気を地で行くようなド派手なスター選手だったので，正直就任時には, 頭脳が必要な監督なんて勤まるのだろうか？と疑問に思っていました. しかしすっかり勢いが衰えた選手時代の晩年と, 引退後の台湾でのコーチ時代に苦労されたのか，或いは元々気を遣う人柄だったのか，脇役を含めたチーム全員の気持ちを大事にする采配でした. それでいて大事な所では世界の王監督に食って掛かったり, エース涌井に "まだまだ力が無い" と切り捨てたり, 素人目にもとてもメリハリがあった. 豪快なバッティングや池麺揃いのプレイヤー陣は勿論, スタッフ陣も魅力的で，なんて良いチームだろう.
おかげでアメリカの野球はすっかり観ませんでした.
Nov18 追記: もう1つ西武の特徴的な面は, 自前で育てる選手が多いこと. 主力と呼べる選手達の内, 他チームで主力級に育ってから西武に来たのは石井一久, 岡本真也だけで他は自前, 今年の日尻でブレイクした"チャラ尾"こと平尾も最早西武の方が長くなる. 楽天のノムさんは"再生工場" って言葉で有名ですが, 西武(と広島)は自前の選手を他チームに供給ばかりしている, 言わば"垂れ流し工場", 或いはそれだと言葉が悪いので"新作市場"です. 何にせよファンとしては一流選手に育って行く過程を見ているから育てゲーとしての楽しみがある(一時の巨人にはまったく無かったはず)のも魅力.
あと残すは正力賞すら受賞し, 脚光浴びまくりのナベQ監督の, 帽子を取ったときのアレさえ威風堂々としたものとなれば, 次期黄金期は近いと言っても良いでしょう.
