3時間以内でフルマラソンを今にも走らんとしてる masando 君が mixi 日記で "トレッドミルは良い!" と書いていました. いきなり脱線しますが, 3時間以内で 42km を走るというのは, 走らない方には想像が難しいでしょうから, 大雑把な目安を書いてみます. 1ヶ月に 1回くらい "たまには運動しなきゃ!" と思って 20分程度ジョギングし, "あれ, 1ヶ月に 1回しか走ってない割には, 結構動けてない私？まだ老けてないな" と感じている 20代後半の方が居たとします. 3時間を切るスピードはその時のペースよりも遥かに速いです. どのくらい速いか. 3時間を切るランナーがまさにそのペースで 月イチランナーの横を抜き去った時, まったく後ろに付いて行こうという気を起こさせないでしょう. 例え付いてみたとしても, 付いて速度が上がった事による発汗が来る前に, 付くのを諦めるでしょう. それでいて 3切り君は息が上がっていません. 彼女/彼にとって 3時間切りのペース自体(14km/h, 4分強/km)は速くないので. えーと結局むしろ分かりにくかったかも知れませんがとにかく, 3時間で 42キロ(26マイル強) 走りきるのはフルタイムオフィスワーカーの所業とは正直思えないものの, あと一歩まで行っている彼には是非頑張って欲しいです!
話を戻しトレッドミル, いつか blog に書かねばと思っていたことだったのでこの機会を借りてここで返信します. 私も引き続き定期的に走ってて, 3時間キラー達には到底及ばないけれど, 1ヶ月100km, 1週間で 25km 前後を維持してるという前提での内容です. まーくん観てますか〜
私はノン尻アスランナーですが, マシンは太陽が出てない時に屋外を走りたくないので仕方なく使ってます. なんかぎこちない. 意識して脚を動作させてやらないといけない感じがする. 着地している瞬間の時間も心なしか長い気がする. 馴染めません. とは言え太陽に向かって吠えられない時(= 昼間走れない時)は多いので, 結構お世話にならざるを得ません. まあ masando が書いている通り, 膝への負担がとても少ないのは感じるので, 肺を鍛えるのに良いですよね.
というわけで僕は割とマシン擁護派なのですが、
世のシリアスランナーたちはどうなんでしょうか。
シリアスランナーについて伝聞でしかないけども. 歴史上のすべてのシリアスランナーの頂点に居るエチオピアの皇帝ハイレ・ゲブレセラシエ(顔が故・東野英治郎似)は, 以前観た月刊陸上競技誌での現地取材によると, 朝は屋外, 昼間の業務後の夕方には自身経営のジムのトレッドミルで走っていました. 取材時がたまたまジム練習だっただけで普段は午後も屋外なのかどうか, 知りません. ちなみに別な取材の時(ワコールの福士加代子さんのエチオピアトレーニング時)にも同じジムで走っていたのでよく使ってるのかも. あとトレッドミルを使った練習内容も知りません. TV でも確か少し観た気がするけど凄い速いペースに見えた気がするものの, 彼にとって JOG だったのか, スピードトレだったのか不明.
尚ジムでのトレーニングはエチオピア選手はよく行うらしい. 以前 JICA の協力隊でスポーツコーチしに行っていた知人が, 新皇帝ケネニサ・ベケレとよくジムで会うと言っていました. 今となっては練習内容を(参考までに)メモっといて欲しかったですが.
 *1 | |
| 故・東野英治郎氏(水戸黄門) | ゲブレセラシエ(長距離走皇帝) |
あとどーでも良い事ですが, 英語で crop dusting (urban dictionary 参照) という若者のスラングがあるんですが, トレッドミルで走ってる時には無効です.
