よくお世話になるある御一家の会話を見ていると, 好戦的と言うか, わざと議論が白熱するように仕向けて, その勝ち負けをはっきりさせたがることが多いように思います. 討論相手の発言を易々と認めないのがディベートの基本の一つだと思いますが, その御家庭の会話にはそんな雰囲気がある.
私は競争が苦手.苦手と言うか, 競わず・争わずは (本人達に訊いたことはないけど)両親の方針だったのではないかとすら思っています. 日本に居る時もその性格のおかげで, 機会を失ったことはきっとあるんだろうが, 得をしたことも多かったと思う. あり得ないし望まないが, 仮に私の家族出身者が世界の人口の多くを占めたりしたら, 少なくとも戦争は1件も無いんじゃないか, とすら思う(そのかわり戦争以外の問題が噴き出まくるのは間違いないが...).
しかし米国社会でも成功者と言えるその御一家を見ていると, 私も競争に耐えるだけの準備をしておかないといけないと思いますし, 実際少し気にかけていただいてしまってもいる. また渡米前にも別の方から, 米国よりももっとゆっくりな欧州の方が合っていると言って頂いたこともある. 今のところ "仕事を(未だ)してない学部生" という立場上, そういった他人に踏み台にされるというような気分は未だ味わってないけど,大学院進学そして就職となると当然出てくるでしょう. 米国に住み働く気ならば, 私が合わせるべきだ.