30歳過ぎから工学 vol.2

http://d.hatena.ne.jp/j130s/ から移行しました.オープンソースロボットソフトウェア技術者兼主夫. 高校・大学学部文系-->何となくソフトウェア開発業-->退職・渡米,テキサス州でシステムズ工学修士取得,しかし実装の方が楽しいと気付き縁があったロボティクス業界で再就職.現在 Texas 州内の産業用オートメーションのスタートアップに Georgia 州から遠隔勤務.

自分を他人と比べること

私は他人と自分を比べない方だと思う*1. だけれどもここの所 GF と話す中で, 私は 1) "私は他人と自分を比べ過ぎ" でしかも 2) "比べることにしか価値観を見出せていない" と思われているようです. 十分な時間を取って説明できてないし, 説明の際の英語力の不足も響いてるんだろうけれど, 取り敢えずここで補足(/言い訳)を試みてみます.
1点目について, 比べることが多々あるのは事実で, 特に米国に来て多くなったと思う. 何しろこの国での学校生活における常識のようなものがまだ分からない. その上学生をするのが久々なので, 入学後1年たったとは言えいまだ勉強法は試行錯誤が続いている. だから他人と比べる目的は, 良いやり方をしている他人を真似することです.
2点目については, 私は現実はむしろ逆だと思っていて, 良い言い方をすれば今まで自分が考えたことばかり貫いてきた, 悪く言えば一般的な考えや既存の情報を無視してきた所がある. 常識にとらわれない, 破天荒などと言えば聞こえは良いけれども, 悪く言えば(そしてより的確な言い方をすれば)世間知らずで, 決して社会で受容れられ易いものでは無かったと思っています. 大学時代の友人達や企業時代の同僚は思い当たるところもあると思います. そんな過去があるからこそ "一般的にはどうなのか" を気にしつつ生きていかなきゃ, と気を付けているつもりです.
ちなみに今日物理II(電気・磁力)の期末試験がありました. 試験中でも聞かれたら公式を教えてしまうような, 寛大なトルコ人の先生で, 当然カンニングを取り締まるなんてしない. 生徒同士で解き方を教え合ってる声が背後から多く聞こえました. 悔しかった. 留学生の自分は, 英語の問題文を理解するだけでも大変なのになんとか自力で苦労しながら準備してきたのに, その苦労が無いアメリカ人同士で解答を教え合っている. 度々書いてますがこの学校はトップレベルの学校ではないので, 意識が(許容範囲より)低い学生も沢山いるんだろう. しかし他人に怒ってる場合じゃないので, この場では "他人と比べない自分" を思い出して彼らを無視し, なんとか試験に集中しました.

(本文と無関係)ある朝の愛車と月. 気温は -3.9℃. 去年は12月が一番寒い気がしたけれど今年はどうなるか.

*1:比べない "方だと思う" と言ってる時点で, 既に他人と比べちゃってるのだが.