30歳過ぎから工学 vol.2

http://d.hatena.ne.jp/j130s/ から移行しました.オープンソースロボットソフトウェア技術者兼主夫. 高校・大学学部文系-->何となくソフトウェア開発業-->退職・渡米,テキサス州でシステムズ工学修士取得,しかし実装の方が楽しいと気付き縁があったロボティクス業界で再就職.現在 Texas 州内の産業用オートメーションのスタートアップに Georgia 州から遠隔勤務.

何のための仕事?

ちょっと前の話ですが, 研究所の(当時)同僚二人(産業ロボット制御工学のタイ人博士学生, 電気工学のスリランカ系米国人学部生)と昼食中に会話が妙にアツい話になり, その流れで私が "すべての仕事は究極的には目的は同じだ" と言ったところ, 二人とも同意. しかし, その目的とは何か?と念のため聞かれ, 私は "人類と世界の幸せだ(照)" と言ったところ, 二人ともまったく同意できないといった表情で "え〜...金だろ" と, まるで私の意見は間違ってる, とでも言いたいような返答. うーん. 今考えてもやはり納得はいかない. 同意されないのは構わないけど, 否定されるほどの意見ではないと思うのです. お金が欲しくないという意味ではないです. むしろ米国での学位取得の狙いには昇給も入りますから. でもお金が目的であれば, 薄給やボランティアで仕事してる人の説明がつかないし, それにお金は対価であって, すべての仕事の成果物に付随するものなので性質が違うと思う. その仕事の目的が何であるにしろ, (無償奉仕等の一部例外を除いて)対価は発生するべきだと思うので, "お金のために働くのか, お金じゃない別なもののために働くのか" という議論は無意味だと考えます. とはいってもまあ私もどこまでが建前なのか, 突き詰めて考えたら多分わからなくなるでしょうし, 実際考えてることがそんなに彼らと違うわけでも無いんだろうけど. 当たり前過ぎて馬鹿馬鹿しいのかも知れないこんな話をする私はくそまじめ過ぎでしょうか?

突然でてきた 1995年の写真. SFC の λ18 号室で撮ったものと思われます. 野茂投手鮮烈デビューの年だったんですね.