30歳過ぎから工学 vol.2

http://d.hatena.ne.jp/j130s/ から移行しました.オープンソースロボットソフトウェア技術者兼主夫. 高校・大学学部文系-->何となくソフトウェア開発業-->退職・渡米,テキサス州でシステムズ工学修士取得,しかし実装の方が楽しいと気付き縁があったロボティクス業界で再就職.現在 Texas 州内の産業用オートメーションのスタートアップに Georgia 州から遠隔勤務.

IBM 東京基礎研所長語る

メモまで. http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20100510/214330/?P=3


しかし、ITが進化するスピードは、それ(業務プロセスを代替できる速度)を超越してしまった。事業やオペレーションに合わせてITを使う時代から、進化したITに合わせてビジネスプロセスを組み替える時代に入ってきた。
技術者が陥り易い罠 "人が欲しいものを, 保有技術に合わせようとしてしまう" は避けなければいけないごく基本事項でしたが, 氏曰く, 技術の進化が速いので, 欲しいもの(ここではビジネスプロセス)を技術に合わせる時代だ, と. うーん, ビジネスアプリケーションのみならず消費者向けについてもそれは言えるのかも知れない.

(米オラクルのような)競合は同様のサービスを「BI(ビジネス・インテリジェンス)」と呼んでいるが、IBMの場合は、研究者が顧客の元に出向いて一緒に問題を解決する。
 コンサルタントは顧客の問題点を抽出する能力には長けているが、その解き方を見つける能力には限界がある。数理科学の研究者ならば、新たな統計アルゴリズムや複雑な方程式を駆使することで、コンサルタントが諦めていたような問題が解けるようになるかもしれない。工場の製造工程の最適化など、応用できる分野は幅広い。
なるほど. 以前研究所にいた時日本 IBM 社と仕事させて頂き, その時も大和の研究所の方が来ていた(というか PM 含め殆ど大和中心だった)が, 特にこちらが先進的な事を狙っていたので, 箱崎のソフトウェアエンジニアの方では追いつかない点が多かったのだろう. 私が大学院でより深めたい分野は数理科学でも計算機科学でも無く, 上記の話でいうとややコンサルタント寄りとも言えるのだろうが, 数理科学を応用した高度な解決能力や実装力を組み合わせることには慣れを深めたいものです. さもないと顧客が抱えるより複雑な問題を解決するためのシステム構築には関われず, 誰でも時間と金さえあれば築けるシステムしか作れなくなってしまう.
中華料理系チェーン店 "Panda Express" のやきそばとオレンジチキンと野菜炒め物. UT-Arlington の食堂で唯一アジア風食事を食べられるので, キャンパスでご飯を買う時は大体ここ (最近アメリカ風寿司の店も入ったが). これで $6.5 は学食としては良心的だと思う(というか他が不相応に高過ぎる). 渡米当時は女性がこの量を食べるのを見て wao wow と思ったけれど, 今では平気になりました.