30歳過ぎから工学 vol.2

http://d.hatena.ne.jp/j130s/ から移行しました.オープンソースロボットソフトウェア技術者兼主夫. 高校・大学学部文系-->何となくソフトウェア開発業-->退職・渡米,テキサス州でシステムズ工学修士取得,しかし実装の方が楽しいと気付き縁があったロボティクス業界で再就職.現在 Texas 州内の産業用オートメーションのスタートアップに Georgia 州から遠隔勤務.

米国でロシア語の早口言葉を学ぶ日本人大学生(オジサン)

ロシア語の授業は週 3回 2時間づつ. その数字だけ見ると大したことが無いように思えるかも知れませんが, 予復習に 5時間/回かかるとすると, 授業 + 予復習 = 5x3 + 2x3 = 合計 21時間/週 の計算です. 他の授業もある中ですから相当の分量だと思います. そんな大変な授業を履修する理由は, ロシア語初級者向けカリキュラムが他に無いからで, "ロシヤ語取る人が少ないからフレキシブルにできないんだよ"(言語学部のオフィサー) とのこと.
秋学期開始後 5週間が経ち, 教科書と自習用テキストは下記のテキストブック + Laboratory manual を使っています. 5週間で 2章 終わりました.

Nachalo: Book 1

Nachalo: Book 1

単語帳を表計算ソフトを使って作っています. 5週間前には知っているロシア語の数はほぼゼロ(ボルシチ, イクラ, ピロシキ, イスクラそしてハラショーくらいは知ってたものの, スペリングは知らなかったし)でしたが, この単語帳を見ると今や 285 語載っています. そして単語帳に記載しない語も相当多く, それらを仮に同数とすると, この1ヶ月で 600語近く覚えたことになります. いや, 全部は覚え切れてないんですけれども. これは多いのか少ないのか. 日本の小学校1年生が覚える漢字数って確か 200 か 300 でしたよね??とすると一ヶ月で一年分覚えてることになります, この比較法はどうかとは思いますが.
と言っているうちに, ロシア連邦教育科学省が認定している日本のロシア語検定試験のサイトを見付け, それによると入門レベルの語彙が 780語程度だそうです. レベルは入門->基礎->第1->第2->第3->第4 の6段階で, 第1がロシアの大学入学可能, 第3が同大学院入学可能, 第4がネイティヴだそうです. うむ, さすがに 600語程度では未だ入門レベルにも足りないということですね.
日本対外文化協会サイト: http://www.taibunkyo.com/kentei/kentei.htm
UTA の話に戻ると, 授業担当者(ロシア人をよく知らないのですが, おそらく所謂ロシア美人. 何人かの生徒は絶対彼女目当てで履修してる! と思う)が早口言葉をしょっちゅう仕込んでくる. これを覚えるのが相当に苦痛大変なのですが, 2週に1回の試験で必ず問われるし, 詩的な文を出してくることも多くロシアと言えば文学は欠かせませんから覚えたいし, 何より後々文法を覚えるにつれ "なるほど!" と唸ることになるので, なんとか覚えるよう努めています. とはいえ自力だと読むのが骨なので Web 上の音読サービスに読ませるようにしています. URL を一覧にしました.
露語早口言葉: http://spreadsheets.google.com/pub?key=pXmHn-nssvTROf82uaL6HLg&gid=0
ついでにロシア人のあだ名一覧もネット上で見付からなかったので, スペル覚えがてら書いてみました.
ロシア語あだな: http://spreadsheets.google.com/pub?key=pXmHn-nssvTROf82uaL6HLg


ところで何故ロシア語を学ぶのか?卒業単位でもないのに!?
宇宙に近いからです*1.
最後にロシア語の例文
Какой маленкий перожок! (小っさいパンだなあ!)

*1:昨今は勢い的に中国の方が宇宙に近い, という声も聞こえてきそうけれども.