松岡由美子 CD 発売記念コンサート @ ボストン

大好きなジャズコーラスグループ Vox One のリーダーであり, ボストンのバークリー音楽院声学科教授でもある松岡由美子さんのソロアルバム発売記念コンサートが行われると, KO大学 のアカペラ系サークル "KOE" の masaki君から聞き, たまたま翌日からボストンに居るつもりだったのでどうせならと 1日前に倒して行って来ました. 教会での生声だったためもあってか, 一つの音一つの音の緊張感がみしみし伝わって来て, やっぱプロだ, やっぱベテランはスゲエ, と心動きました. ここ数日呑んだくれて殆ど寝てない中で無理して行ったものの, 本当に行って良かった. コンサート最後の曲 "Danny Boy" では泣いてしまった. 今も帰宅後ホテルで一人 CD を聴いてさめざめと泣いています...w
(末尾に引用したコンサート概要の通り)松岡由美子さんの恩師で病床に伏せっている教員の方の為のチャリティを兼ねているということもあってか, 気合い十分だったんでしょう. 素人目には演奏に抜けが無くて(プロだから当たり前なんでしょうけど), 張りつめた空気がぴしぴし言ってそうだった. そして今回松岡さんよりも多く舞台に立っていた "つね"さんも, 十分準備をして来られたのだと思われる. 完璧でした. 大変失礼な言い方だけど, やっぱプロはすげえ. 先日参加したライヴでの自分なんて全然ダメです, 当たり前だけど.
終演後に松岡さんにご挨拶したところ, "KOE にはいっぱいお世話になってますからねえ" とのお言葉! その内の私自身の貢献度は高いわけではないけども, 低いわけでもない. 90年代に Vox One のコピーをがんがんライヴで演奏しました. なんにせよ, 世間的な知名度が高いわけではないものの, 彼女の作品が類い稀な芸術であることを疑う人は少ないだろう, そんな御方から名指しされるサークルの一員であるのは願っても無い光栄な事です.
それにしても, 松岡さんとつねさんにそれぞれ別個でご挨拶したところ, お二方とも "masaki 君にはお世話になっているからねえ" とおっしゃってました. エンタメ業界従事者ってのを抜きにしても, さすがです.
新譜はこれ. 一応宣伝のお手伝いまで.

To Every Thing There Is a Season

以下詳細

• コンサート概要

(link)
5/31/2009 7:30 PM at St. Paul’s Episcopal Church
15 St. Paul Street, Brookline, Massachusetts 02446
Cost: $15/$10 students, children
CD release party serving also as a benefit for my mentor Ken Greenhouse (who has ALS), with many of the featured artists on the album performing live, including Acousticity, Syncopation, Boston Jazz Voices, as well as friends and members of my a cappella group, Vox One! Hope to see you there!!

• 出演グループ

教会の礼拝堂での生声コンサートで, 次の 4グループがそれぞれ 3曲づつ演奏するものでした.
1. Acousticity: 松岡由美子さんの旦那さん Tom Young さんともう一人のギターデュオ
2. Syncopation: 筑波大出身の つねさんが在籍する, 米国 4人ジャズコーラスグループ
3. Boston Jazz Voices: つねさんが指揮する 20人近いコーラスグループ
4. Friends and members of Vox One: Vox One の正式ベーシストである Tom Baskett が欠場し, しかし(またもや)つねさんはじめ数人が加わったグループ
5(additional). 配布されたプログラムに載ってなかったのですが, 全演奏が終わった後，上記 4 から追加参加者が退出し, オリジナル Vox One (ただしベースは つねさん)のみになり, これまたプログラム未記載の Danny Boy を演奏
小ネタですが, Paul Stiller がかなり太ってて, 名前言われないとわからなかった.
以下, 今日のコンサートのものではありませんが，Danny Boy ライヴ動画