30歳過ぎから工学 vol.2

http://d.hatena.ne.jp/j130s/ から移行しました.オープンソースロボットソフトウェア技術者兼主夫. 高校・大学学部文系-->何となくソフトウェア開発業-->退職・渡米,テキサス州でシステムズ工学修士取得,しかし実装の方が楽しいと気付き縁があったロボティクス業界で再就職.現在 Texas 州内の産業用オートメーションのスタートアップに Georgia 州から遠隔勤務.

アポロ月宇宙船の航法コンピュータソースコード

日本は日食が盛り上がったようですが,観られないアメリカでは Apollo 着陸40周年記念で月がキテます. 20日には色々記念イベントもあったようで.
その中でも一際オタッキー方面ですが, 初めて月と往復・着陸したアポロ11号の司令船と着陸船で使われたコンピュータのソースコード(プログラムそのもの)がオープンソースとして公開されました.
http://googlecode.blogspot.com/2009/07/apollo-11-missions-40th-anniversary-one.html
言語はアセンブリです. ご存知の通りアセンブリの言語の実行環境はハードウェアに依存するので,アポロ専用に作られた仕様の回路上でしか動作しないのですが,エミュレータも公開されたようなので,自分のコンピュータ上でソフトだけ動かす事も出来る様子.
先学期アセンブリを学校で習いましたが, 上述の様にアセンブリの言語仕様はハードウェアごとに異なるので, AGC と呼ばれるこの仕様はぱっと見まったく理解できません. でも分からないのはレジスタやプロシジャーの名称であって,書き方の作法に大きな違いはないだろうから,仕様を理解すれば読めるはず. 読むか?バグ見つけたら NASA からなんかもらえるかな?
ちなみに AGC を実際ソフトだけでなくハードウゥエアも地下室に再現した人が居るらしい. 4年かかったそうで...http://klabs.org/history/build_agc/
と,ニュース記事を読んでて気付きましたが,グーグル日本法人の地理サービス担当副社長の方って, KO の同級生じゃないか...