30歳過ぎから工学 vol.2

http://d.hatena.ne.jp/j130s/ から移行しました.オープンソースロボットソフトウェア技術者兼主夫. 高校・大学学部文系-->何となくソフトウェア開発業-->退職・渡米,テキサス州でシステムズ工学修士取得,しかし実装の方が楽しいと気付き縁があったロボティクス業界で再就職.現在 Texas 州内の産業用オートメーションのスタートアップに Georgia 州から遠隔勤務.

大学院受験準備, と 初 GRE 受験

大学院受験準備のことをブログに書くかどうか迷っていましたが, 基本的に書かないことにします.後に続く方の役に少しでも立つことを書きたいので,私のような普通でない立場の体験談はもし書けば誰かしらの役には立つかも知れないのですが,当たり前ですがなにせ受験結果がどうなるか見えません.どちらかというと楽天的な私ですが,今回の受験は全校合格しないということは普通にあり得ると思っています.正直言うと書かないことにした理由は,意気揚々と受験準備の有様を語っておいて結局合格0,という状態になったら恥ずかしい...という懸念のためです. とはいえ頑張ります.
しかしながら書かないと言っておきながら書くこともあります. 例えば今日は GRE を受けました. 英語エッセイx2, 文法と読解x1, 数学x1 という内容. 代数幾何の問題しか出題されない数学は, ナチュラルサイエンス/エンジニアリングの大学院を受けるなら800点満点近く取って当たり前,一方で英語は留学生には 60% 取ることすら至難の業という妙なバランスの試験. 今日の私は試験への慣れ目的, 本気で受けるのは次回だ, と考え事前準備 10時間程度と,微積分の1回の試験にかける3分の1以下.英語は太刀打ちできないとあきらめ,数学のみに費やしました. しかしなんとか数学は及第点を取れてしまった. 普段微積分であれだけ勉強しても試験で結果が出なかったのに, 不思議です. きっと, 代数幾何だけは日本(の高校時代. 17年前!!!)で一応きちんとやっておいたので, それが活きたんだろう.
先日もちらっと書いたけれど日本人学部生にとって1, 2年時の数学/物理は殆ど高校時代の復習らしく, 高校文系の私はその恩恵が無いので, この1年半本当に辛い思いばっかりだった. 授業で試験答案を受け取る時に, 意外に低い点数をみて教員が "アレッ, 東洋人なのに" って顔をされる事も何度かあった. けど, ここにきてあぁ良かったとやっと思うことができた. 一方この1年半で苦労しながら身に付けたこともたくさんあることを試験中感じました. それと, やはりエンジニアリングで大学院を志望していた西アジア出身の友人達が GRE 準備だけに半年や1年を費やしていたのを見ると申し訳ない気もするけど, 人には advantage と disadvantage があるということで, 今回の私は極めてあっさりと GRE を済ませ次の作業に移ります.
以上自信と不安(愚痴)が入り交じった投稿でした.

鮭の田舎風@Daniele Osteria, Dallas, Tx."テキサスでは旨いイタリアンが食えない" "パスタがぶよぶよ" とよく日本人が嘆いていますが,それは米国人家庭にお邪魔した時とか,大学の食堂等安い所で食べた時の話ではないでしょうか.ちゃんとしたイタリアンレストランに行けばとても OIC ですし,パスタもアルデンテです.