30歳過ぎから工学 vol.2

http://d.hatena.ne.jp/j130s/ から移行しました.オープンソースロボットソフトウェア技術者兼主夫. 高校・大学学部文系-->何となくソフトウェア開発業-->退職・渡米,テキサス州でシステムズ工学修士取得,しかし実装の方が楽しいと気付き縁があったロボティクス業界で再就職.現在 Texas 州内の産業用オートメーションのスタートアップに Georgia 州から遠隔勤務.

低文章力

春学期がちょうど残り3週間になりました. 数学/物理系の授業三つは試験勉強大詰めに近付き, 毎日昼間は数字ばかりです. 頭が疲弊するのが分かります. たまに 1+1=2 級に単純な計算の方法がわからなくなるし. 夜は四月末締切の二校向けに大学院受験エッセイ書き. 既に四校出願を終えてますがエッセイのアップデートは終わりがありません. 週末はソフトウェア工学の授業の三ヶ月チームプロジェクトで, ECサイト作り. 四人チームの怠惰な他のメンバーがなんとか作業してくれるよう気を揉んでます.
エッセイが中々終わらない二つの理由. 理由1) 自分のなりたい将来像がはっきり決まらない. 将来像のシミュレーションは終わらないものなのでしょう, 少なくともこの年齢では. でも決めないと次に行けないから, 出願の〆切の都度決めるわけですが, その後の情報や考え方の変更でまたマイナーチェンジが起こる. 特に私の場合情報システム分野のソフトウェアエンジニア職から, ロボティクス分野のシステムズエンジニア職へという, 分野と職種両方転換しようとしているので, 未知の部分も多い. エキサイティングというか, 不安です. 果たしてこの先に道はあるのか?と. 理由2) 具体的説明の追加. これは人によっては最初からできてしまう話ですが, 冗長な文章になるのを避けようとしてつい具体的説明が足りない文章になってしまっていたようです. 具体性の確保は英語に限らず学術的文章を書く際の基本でしょうが, 特に米国では徹底されているように感じます. なおUCバークレーの出願のサイトによると, "すべてにおいて例を示せ" とありますね.


3. Demonstrate everything by example; don't say directly that you're a persistent person, demonstrate it.
GF に聞いた話だと米国の(少なくとも彼女の)高校では, 非常に厳しいエッセイ書きの授業があったそうです. 今通っている学校での経験においても, 学部生低学年ですらアメリカ人は他人に物を伝える技術・センスは高いなあと感嘆しきりなのですが, なるほどきちんと教育を受けてるわけですね. 少なくとも私の(16年前までの)経験では, 進学校の高校では一切文章を書く必要も, 物を考える義務もなかった. 私の場合は受験した大学の入試には小論文があったので慌てて勉強しましたが当然付け焼刃程度. 今の日本の教育制度は知りませんが, これもまた単民族国家の特徴なんでしょうかね.
と, そろそろ脱線を終えてエッセイに戻ります.
Bread Pudding という, 直訳するとパンのプリン. テキサスで Pudding っていうとこういうものなんだそうな. 激甘だけど美味かった @ Rathskeller, Fredericksburg, Tx.