30歳過ぎから工学 vol.2

http://d.hatena.ne.jp/j130s/ から移行しました.オープンソースロボットソフトウェア技術者兼主夫. 高校・大学学部文系-->何となくソフトウェア開発業-->退職・渡米,テキサス州でシステムズ工学修士取得,しかし実装の方が楽しいと気付き縁があったロボティクス業界で再就職.現在 Texas 州内の産業用オートメーションのスタートアップに Georgia 州から遠隔勤務.

授業から去り行く生徒達

秋学期は開始後2ヶ月半が経ち残り1ヶ月弱, 2週間前には履修を取り止める期限も過ぎました. 履修してみたけど難し過ぎてついていけなかったり中間試験で悪い点を取ったりで,良い評点を見込めなそうな生徒は Drop と呼ばれる履修中止宣言をします*1. そうすると卒業時の全授業の平均評点(GPA と呼ばれ, 奨学金応募や大学院入試等の時の足切りデータとして用いられるため, 良い GPA を保つのは多くの生徒にとって非常に重要です)*2 は下がらずに済むため, どうやら決して少ないない生徒が先月末に Drop した模様.
私が採っている授業のうち, 数学とロシヤ語では履修者が見た感じ授業開始時の三分の二に減りました. そして, とっても面白いことに, 授業中によく無駄話をしている生徒は 100%, 10人が10人, 去りました! 米国の授業は日本と違って生徒と教員が授業中にインタラクティヴに会話しながら進められる, とよく事前に聞いていたがまさにその通りで, 全体的に生徒が口を開く時間は多い. そして(これは日本でもそうだけど)教員も生徒も時折ジョークを含んでくるため, ドワっと盛り上がったついでに 2, 3言無駄話をするのは普通です. だから成績が良さそうな生徒ですら無駄話はする. だけども無駄鼻ばっかりだったり, くっだらない質問しかしない生徒は居て*3, あのような生徒は一体成績はいかほど?といぶかっていたのですが, どうやらやっぱりよろしくなかったようで...合掌.
Dasha - friend's husky

*1:よく知りませんがこの仕組は米国の大学ではおそらく一般的なんだと思います. 日本では聞いたことないですが.

*2:更に, 研究者として働いていく時も参考にされることがあるらしい. KO大学SFC のとある先生は "大学の時の成績は一生ついてまわるからね" とおっしゃっていたそうな.

*3:しかし, 生徒のすべての発言がいわゆる "良い質問" なわけではないということに気付いたのは最近です...アメリカ人学生特に若年層の英語はいまだに半分しか聴き取れない. 最初は, どの生徒もよく喋るので, みんな頭良いなあ/よく勉強するなあ, とプレッシャに感じていた.