アトランタで岩手県出身の野球選手を想う
世界級の野球選手が県内から少なくとも10年間で3人出た岩手凄い,という話になってますが (MVP 大谷翔平,2試合続けて完全試合/未遂の佐々木朗希,MLB オールスターの菊池雄星),個人的に惹かれるのは,このお三方の際立った謙虚ぶり.20台ソコソコでスポーツで異能を発揮するには,多少の奢りにも似た自尊心的なものがあるのも必然也,と思ってましたが,この3人のメディア通しての発言にはそういうったのはミジンコ程も感じられない (強いて言えば雄星は NPB 最初に数年はスケベ心が発言にも出ることはあった気はする).ネットで個人が発信する時代なので慣れてるのかもというのを抜いても,優等生的な謙虚さとプレーの破壊力のギャップが染みます.
米国で子育てしてると,自己主張の訓練やっぱ凄いなーと感じてますが,しかし日本人だから謙虚・米国人だからガンガン自己主張,という短絡的構図は必ずしも無くて,米国だろうがどこだろうが,家庭ごとに軸となる価値観により子の性格も違うのだろうと思っています.ショーヘイ・オオタニを性格含めすべてを礼賛するわけではないです (いや勿論我が子が大谷選手のように仕事人として誰もが認める異能を放ったらそれはそれで一つの喜びでしょうが).米国しかも排他性が強く残るとされる南部で,日本人の子なんだよと子らを育ててる身としては,子らが大人になった時に米国人としても日本人としても,どちら側に立っても自らの文化的背景と,両国圏で身につけた経験を誇りを持てるようになって欲しい.軸とする価値観をどう据えるかについて親として日々そう悶々してる中で,冒頭の3選手のような存在と振舞いは,興味深いです.取り敢えずわんこそば沢山食べさせてみるか,とか.
ともあれ,直近の願望としては,贔屓の西武ライオンズが佐々木投手をコテンパンに打ち崩すのが見たいですね.