30歳過ぎから工学 vol.2

http://d.hatena.ne.jp/j130s/ から移行しました.オープンソースロボットソフトウェア技術者兼主夫. 高校・大学学部文系-->何となくソフトウェア開発業-->退職・渡米,テキサス州でシステムズ工学修士取得,しかし実装の方が楽しいと気付き縁があったロボティクス業界で再就職.現在 Texas 州内の産業用オートメーションのスタートアップに Georgia 州から遠隔勤務.

再GRE, やはり英語問題苦戦.

3ヶ月前にさっくり通過したはずの GRE でしたが, ここにきて Verbal (英語)の最低必須点を指定してくる大学院が何校か出てきて, その中の1校は留学生でも 450 点取らないと入れてくれない. Requirement として点数を書かれちゃ無視するわけにはいかず, 仕方なく対策を立てて受験し直します.
Science, Engineering 系の留学生は GRE Verbal の点はあまり考慮されない, といのは以前或る何校かのトップスクールの graduate admission に訊いてくれた人から教わりました. しかし学校によってやはり方針は異なるし, Systems Engineering は工学系でもよりマネジメントに近いためか, 求められる数学系能力が若干下がる学校もある分, 言語系能力の期待値は上がってるように感じます.
とはいえ GRE Verbal, 30分で38問中解くわけですが, 恥を恐れず言ってしまうと, 文章問題15問程度以外の語彙問題について, ほぼ全問ノーアイデアなことが多い. 渡米後2年, TOEFL のスコアは上がりましたが*1, GRE Verbal は渡米3ヶ月後に受けた Kaplan(大手予備校)の模試と, 問題集を使った練習と, 過去2回の本番とそのどれでも殆ど点数に変わりがない. 推測するに, やはり文章問題でしか頭を使って回答できないので*2, 文章問題だけで取れる上限付近しか取れてないのだろうと. そしてその上限は 400 前後なのではないかと. したがって文章問題を全問正解し, 語彙問題で何問かまぐれ当たりすれば, 450 にはぎりぎり届くこともあるかも知れない.
ということで次回の戦略は, 文章問題を全問正解することに全力を使う. 試験時間も激短いので文章問題すら満足に終えられないこともあるため, 取りこぼしを無くす目的. 語彙問題にも解かりそうな問題はたまに転がってるのですがそれらも含め文章問題以外のすべての問題は秒殺で終わらせます. 問題集での練習レベルでは成果を確認できつつあります(800点満点への換算法がわからないため何点取れてるのか不明).
それにしてもしそれでも 450 はきつい. しかし平均点を公開している学校例えば Stanford の MS&E だと留学生でも合格者平均は 500点超えるようですが, 信じられません. インド人はじめ英語力が高い国の学生達が平均点を上げているのか, 或いは東アジア人でも地道な努力をしているのか. 救いは GRE Verbal に比べ最低限求められる TOEFL の点が拍子抜けするほど低い. 80(550) とか 90(575) とか(iBT, カッコ内 PBT). 100(同600) は見たことない*3. Verbal 低くてもそれだけでは判断しませんよという意志が感じられます(好意的解釈が過ぎる?). それに今のところすべての受験予定校が, 入学事務に問い合わせると, GRE Verbal は最低基準点を大幅に下回ってなければ(どのくらいが大幅かは不明), 応募書類全体に目は通す, と言ってくれています. そうこなくっちゃ(汗). とはいえ気を抜かず対策は最低限やっていきます.

*1:何もせずに TOEFL のスコアが上がるわけではないと思います. 学部/大学院の授業が始まると英語自体の勉強はあまりできなくなる, とはよく聞く話で, 実際その通り時間や機会の確保が困難になる. しかしそういう中でも効率的にやり繰りして英語能力うpは不可能ではない. 機会があれば一例として私の授業と並行する英語学習法を書いてみます.

*2:論語彙問題でも日本人として太刀打ちする方法はあるのでしょう. でも多くの体験談を聞くにつけ, すぐに身につくものではなさそうだし, 時間をかける価値は, 私の場合上記最終段落の通り微妙.

*3:600 なら入学前の ESL での英語特訓を免除, というのはちょくちょく見かける.