ノーベル賞に内助の功 強調するメディアに「違和感」も - asahi.com
この記事,亭主関白的な関係に対して説明もなく否定的になっているけど,夫婦等パートナー間の役割分担について同意納得が得られてるのであれば問題無い筈というか,少なくとも外野が口を挟む話では無いと思います.なので美談に (というか賞賛) するなら "(おそらく) 同意された役割分担が機能した" 点であって,それを無視して所謂 "内助の功" 的な関係だったことを殊更に取り上げるのは筋違いと思う.私の世代の友人にも,どちらか片方がガンガン働いてもう一方は家を守る感じで幸せそうなカップルは何組もいて,それを否定するのかと.
と,頑張って正論を試みたところで,"私の方が (諸処の状況が) 向いているので子育てを (主に) 担った" 側の人間としては,納得してやってるとはいえ日々積み重なっていく気持ちの晴れない部分があって,他にもそういう人達が居ると知ることができるのは気持ちの支えになります.私達夫妻は妻の仕事を優先していて (かつ私もフルタイム勤務するのが条件だけど),仕事 ・趣味に没頭できる立場を与えられたお父さんお母さんを見ると,正直妬みは出てくる (が,無条件に批判はしません.筋違いだし,大人だし).なのでサポートにまわった側の方々を公に褒めるのはもっとやってくれよ,と思う (ご本人達が望まない場合を除き) し,ましてノーベル賞とかなら尚更.
亭関の事例は前世紀に沢山出て成果も分かってきたところで,今世紀は他のスタイルに脚光をどんどん当てて欲しいと思います.