月面でも迷わないためのシステムを米国オハイオ州立大学の研究者が開発中だそうです.
http://gizmodo.com/5027477/gps+like-system-being-developed-for-moon-astronauts
GPS というと周回衛星を使った方式が一般的なんだろうと思いますが, 月には当然位置測位用の周回衛星は無い. 替わりに月面車や基地と通信して位置を特定し, 地表の写真と組み合わせることで宇宙飛行士が現在位置や周辺地図を閲覧する, という仕組みでしょうか.
NASA はこの研究者に 1.2億円/3年 award したとのこと. 文科省の科研費の最大受給額が約1億円/3年?5年?だったと記憶しているので, それとおおよそ同規模であると考えると, 突拍子もない額ではないですね. よくわかりませんが, 簡単なデモシステムを作れるか, 或いは不足するか, という額な気がします. 勿論実利用させるシステムの構築にはこの何十倍何百倍かかるのでしょう. とは言え個人が1件で採る額としては小さくない(はず. 米国の fund 事情はまったくわかってないので...).
米国の次期月面探査の内容は知りませんが, こういう研究開発の発想はユーザのニーズがはっきりしていて分かり易くて好きです, もし本当に月面に人が再び立つならば.