30歳過ぎから工学 vol.2

http://d.hatena.ne.jp/j130s/ から移行しました.オープンソースロボットソフトウェア技術者兼主夫. 高校・大学学部文系-->何となくソフトウェア開発業-->退職・渡米,テキサス州でシステムズ工学修士取得,しかし実装の方が楽しいと気付き縁があったロボティクス業界で再就職.現在 Texas 州内の産業用オートメーションのスタートアップに Georgia 州から遠隔勤務.

2012 年就活方針を考える

米国内での就活も進めています.Visa 的には五月の卒業後最長 29 ヶ月の OPT*1 が使えるため,その就職を目指すということになります.方針を考えねばならない項目はざっと以下:
1. Visa...支給可能性が高いところを探すのか.それとも市民権取得を見据え,無視するか.
2. 職種...Systems Engineering か software engineering か.Research か製品開発か.
3. 事業分野...Robotics に絞るか,システム構築系ならなんでも良いか.
4. 地域...米国内どこでも良いのか,地域を限定するのか.
私の頭にあるのは基本この四つ.給料等待遇は少なくとも今の段階であまり優先とはしません.留学費用の回収は勿論しなければいけないのだが,諸事情を考え,まずは満足できる業務内容,将来のキャリア・人生プランから外れない仕事をすることが優先だと考えています.
将来設計という点について.これまでの就業・就活経験から,ロボティクス業界は総じて言うとまだ技術開発フェーズにあり,製品開発者より研究者の方が求められている印象を持っています.それにあたり,今回は就職せず博士課程に進み,研究遂行能力を身に付けてから就職するということも,優先度は低いですが,検討を既に始めています.ただし進学を決める条件は "full tuition coverage + stipend",つまり学費 100% 免除されなおかつ生活費支給される場合のみ,です.もうこれ以上自費では持ちこたえられない.ただ,気持ちとしても,どうせここまで来たならやりたい事をもっと突き詰めてしまうか,というのがある.
あと,空きポストの探し方は基本的には,コネクション経由と就職エージェント経由で向こうから入ってくるもののみに限定します.自分から検索して探しあてたポストに履歴書を送る方法は去年インターン探しの際にうまく行かなかった*2経験があるため,よほど応募したいポスト以外に対しては今回は行わない方向.
上記検討項目について明日から一個づつ書いていきます.私の個別のケースはどれだけ一般化出来るかわからず,どなたが読むのかわからないけれども,米国留学->米内就職する人の参考になれば.或いは経験者の方から意見を頂ければ,と思い.



栃木の田舎にある名店 "小代行川庵" での二八蕎麦.文句無しに旨かった.

*1:取得した学位の実践的訓練を積むため,外国人が一定期間米国内で就労できる制度.保安上の理由から Visa 発行が厳しく制限される米国では,留学生は基本的に学位取得後は帰国しなければならないという建前があるため,簡単には卒業後に就職・滞在させてくれない.なお滞在可能期間は通常は卒業後 12 ヶ月までだが,自然科学/工学分野の学生は長い.

*2:40 件以上応募して一個もかすりすらせず,コネクション経由に切替えた途端にオファを幾つも頂きました.